白鳥たちとパシュートと

猪苗代湖では、冬の間遠くシベリアからやってきたハクチョウたちがたくさん越冬しています。
10月ごろにやってきた彼らの姿は、稲刈り後の田んぼで(何やらついばんでいる様子)、早朝の湖の入り江で、時には岸辺近くで人々に愛想をふりまき、雪がとけたら再び田んぼに集い、冬終盤の暖かい日には青空をバックに飛ぶ姿が多くなり(北へ帰る為の筋トレ飛行?)湖の周辺あちこちで見かけられます。

3月中頃になると、ハクチョウたちはぽつぽつと北へ帰り始めます。
おまけにさらに南から北へ向かうやつが、ちょいとここににお立ち寄り休憩するので、猪苗代湖は「道の駅」ではなく「鳥の駅」。

今朝も庭仕事をしていると、にぎやかな声が頭上に近づいてきました。
見上げると、30羽ほどの「W]編隊の大グループが、またしばらくすると今度は20羽近くの長い列が北へ向かって飛んでゆきました。
皆々これからの長旅に気合を入れるかのように声を掛け合って。
おそらくこんな感じかしら?
「お父ちゃん、あとどれくらい飛ぶの?」
「ばかたれ!出発したばかりで何言ってるんだ。いいからとにかく飛んで飛んで飛びまくれ!」

ハクチョウたちが「V]や「W]や「斜め一列」の隊列で飛ぶのは、先頭のハクチョウが風の盾になり、2番目以降は風の抵抗が少ないので疲れにくく、時折先頭と場所を入れ替わる,とのこと。
まさにこの冬オリンピックスケートのパシュート(別に早く帰るのを競うわけではありませんが・・)!!

日の丸を心に無事に帰ってね。

byママ


by ppoponta | 2018-04-01 14:07 | ぽぽんたママのつぶやき | Comments(0)